2009年9月22日火曜日

いよいよ9月

 夏休みが終わった。学習は進んだでしょうか。担任の思うところをお伝えしたいと思います。
・別表のように、3年生の気持は11月に向かって下降曲線をとります(出典:ベネッセ資料、ブログでは省略)。
これは、
①夏休み勉強した割に?成績が伸びないこと。
②夏休み中は自分のペースで受験勉強ができたのに、授業が始まり、予習・復習の負担も復活するので、思うとおりの勉強ができないと感じること。
③受験前の焦り。
など、様々な要因が考えられます。
本校では異なるのですが、多くの学校では体育祭もあるので、行事に時間をとられるということによる焦りも加わるのかもしれません(その点、本校は有利?)

 さて、それではどのように対応すればいいのでしょうか?
・①の点ですが、勉強というのもはやったからと言って、すぐに伸びるんものではありません。数ヶ月ほとのタイムラグが存在します。そのタイムラグは科目によって異なります。英語や現代文はタイムラグが長く、地歴・公民や生物は短いと言われています。ですから、8月に頑張っていた効果は10月や11月の模試であらわれるかなあ、ということになります。今はやってもやっても効果の出ない時期ですが、がんばり続けるしかありません。
・②の点ですが、予習と復習は受験勉強と別物ではありません。基礎基本があって応用があると考えましょう。むしろ予習と受験勉強とを組み合わせることを考えましょう(そもそも受験勉強という特別な勉強があると考えることが変な気もしますが…)。例えば英語の予習をしながら出てきた構文を覚えるとか、類似問題をするなどが考えられます。この時期の授業は当然受験を意識した組み立てになってきていますので、授業を受験勉強のペースメーカにするという発想がいいでしょう。
・③についてです。焦るのは当然です。異常な焦り方はいけませんが、適度な焦りはよい結果をもたらす、程度の考え方で行きましょう。
 過日の進路研修会でこんな言葉がありましたので、紹介しておきます。
「もがけ、苦しめ、当事者になれ、その中からしか光は見いだせない」
 名言だと思いました。もがいたり苦しんだりすることを厭わないでほしいものです。
 殆どの人にとって、大学受験の勉強は、10代後半のこの時期にしか経験できないことです。それを楽しむゆとりはないと思いますが、そこから合格だけではなく、何かを(も)掴んでほしいと願っています。

 最後になりますが、日常の生活が大切です。受験生だからといって、特別扱いはありません(家庭でもそうあるべきだと思います。普段通り淡々と進むことが、落ち着いて勉強できるコツだと考えます。精神的にもその方がリラックスできるはずです。ですから遅刻なく基本的生活習慣を崩さず、服装にも留意して学校生活をおくるようにしましょう。
(クラス通信6号)

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