2008年9月28日日曜日

ホグワーツ魔法魔術学校では、なぜクリスマスを祝うのか?

 夏休みの私の宿題として、ハリーポッターの第2巻を読む、ということをクラス通信に書いておいたのだが、現在20ページを通過中である。しかし日本語訳の方は第7巻を読み終えたので、以下に感想をしたためておく。
 感想文のテーマは、「ホグワーツ魔法魔術学校では、なぜクリスマスを祝うのか?」である。
(1)はじめに
 クリスマスがキリスト教の行事であることは、疑い得ない事実である。この拙文では、ハリーポッターも通っていたヨーロッパ3大魔法学校の一つであるホグワーツ魔法魔術学校において、なぜクリスマスが祝われるのかについて述べる。
(2)魔法界におけるクリスマス行事
 まず、ホグワーツ校ではどのようにクリスマスを祝っているのか、その実態から説明する。 学校はクリスマスの1週間ほど前から休暇に入る。通例、クリスマス前にはハグリッドが12本のクリスマスツリーを大広間に運び込み、柊や宿り木の小枝で飾られる。 クリスマスデーのご馳走は、七面鳥のロースト、クリスマスケーキ、クリスマスプディングなどの伝統的なご馳走である。魔法クラッカーを鳴らす記述もみられる。また、第4巻では三大魔法学校対抗試合の伝統行事として、クリスマス・ダンスパーティが開かれている。 クリスマスツリー、柊、宿り木、七面鳥、ケーキ、プディング、ダンスパーティなどの記述から、ヨーロッパの一般的なクリスマスの情景が浮かび上がる。 では、学校以外の魔法界ではどのようにクリスマスと関わっているのだろうか。第5巻ではシリウスの屋敷で、シリウス自身が飾り付けに精を出し、クリスマスツリーを飾ったこと、屋敷しもべ妖精の首の剥製に、サンタクロースの帽子と白髭が付けられたことから、サンタクロースの存在も認められている。サンタクロースの成立は近代以後ではないかと考える筆者としては、その姿の詳細が知りたいところである。同様に、隠れ穴のウィズリー家においても、飾り付けがおこなわれた記述がある。 次に、クリスマスプレゼントについて検討する。例えばハリーはウィズリーおばさんからセーターを、父の友人(実はダンブルドア校長)から透明マントをもらっている。このように、魔法界においてもプレゼントの習慣があることが、明白となった。 以上のことから魔法界でも、マグルと同様にクリスマスを祝っていることがわかる。では、そもそもどこに問題点があるのだろうか。 (未完)
(18号)

HR 本日は施設利用

 上の写真で、彼らは、何をしているのでしょうか?以下の①~③から選べ。
①UFOの飛来を待っている。赤いジャージと青いジャージの生徒が混じっているのは、UFO向けの信号である。
②受験の神様を東高に呼ぼうとしている。中央の空き缶は神霊が寄りつくための「依り代」である。
③どうやって、担任を担ぐか相談している。どうやら9月23日(火)は集団エスケープすることにしたようだ。

注:「依り代」とは神霊が寄り憑く対象物のこと。呼ばれてきたが、依り代がないと何処にいて良いか分からないので、その周りに浮遊して漂い、その場の人に憑こうとする。

写真はプライバシーの観点から省略させて戴きます。
(18号)

加古川市の高齢者は? (新聞記事より)

 9月19日(金)付けの新聞にこんな記事がありました。
「市は祝い金として80歳に2万円を、90歳に5万円を、100歳に10万円を贈っている。今年は該当者2092人に合計5571万円を贈った。」
 そうなんだ、そんなに我々の税金を使っているのか…。ところで、その内訳はどうなっているのだろうか。この情報だけでは、文字が3つで連立方程式が2つしかできないから、この問題は解けないよね。いやまてよ、解けるかもしれない。
 というわけで、各年齢の人数を解答して下さい。もし複数の解答があるなら、何通りあるのでしょうか。人口学の常識として、①80歳人口>90歳人口>100歳、②自然数という条件もヒントにしておきましょう。最も早く「正解」した人に粗品を進呈します。
 ちなみに、私はまだ正解にはたどり着いていません。1つの解答例は求めましたが…。

総合的な学習「敬語と若者」の小論文

今回は香山リカ氏の若者と敬語についての資料文を読み、小論を書いてもらった。

①全体の意見としては、敬語を使うべきであるとする意見(資料文に否定的見解)が25名。
・勉強すべき・日本文化である・正しい敬語を・敬語は必要・身に付けるべき・敬語を使わず、敬意は表せない・生きていく上で必要・敬語はすぐれている・敬語ができなくても見守っていてね・使えないと不都合・最低限は必要・好印象を・若いうちに使えるように・教育の場を・大事・使って覚える・学びたい

②若者の絵文字やPSを肯定する意見は4人。
・必ずしも敬語は必要ではない・敬語は大切なのか・敬語を使わなくなるのは国際化・新しい敬語ができた

③資料文に対し部分肯定・部分否定的意見10人
・心のこもった表現大事・まず敬いの心・敬語を幅広くとらえる・若者を非難しないで・気持ちのこもった言葉なら・敬語を崩した方が友好的なことも・言葉は時代とともに変わるもの・日常に無理に敬語を取り入れなくてもよい・両方大事・両者の共存を

④時間切れで立場を表明できなかった1人

以下に、優秀そうな小論文を示す。
2編生徒作品紹介(省略)

以上の2編は、内容を変更したり、入れ替えりはしていない。この課題では、どちらかといと、敬語を肯定的にとらえる方が書きやすいだう。何故なら現状では敬語は歴然として存在しいるからだ。上の2例はそうなっている。 若者が使えないと言っても、社会全体からみば少数派である。したがって、敬語を全否定する論理展開は、かなり苦しい論とならざるを得ない。

生徒作品1編紹介

この小論は、文脈が予想しにくくて、打ちにくい文章でしたが、原文通りです。この文章では、敬語についは中立ですが、絵文字の方を時代変化の中で肯的にとらえようとしています。時間の流れの中、物事を見通す着想は結構なのですが、とにかく読みにくい。以下のように大幅に改編してみました。

「昨今、若者は敬語を使うことが苦手だ、ということがしばしば取り上げられている。その原因は①大人との交わりが少なくなったこと、②携帯電話が普及し、メールで絵文字を多用するようになったこと、が考えられる。
 若者の敬語使用が苦手になったことが、日本語の崩壊のように言われることは、悲しいことだと思う。日本語文化は守らなければいけないと考えている。
 しかし時代とともに言葉が変化することも事実である。例えば、平安朝の言葉を現代人が聞いてもわからないのは当然のことである。新な文化形態が発生したり、時代とともに移り変わるのは仕方がない面もある。つまり、若者が言葉を変えていっているように言われるが、今の大人たちも、その子供の頃と比べれば変化してきているはずだ。
 したがって、言葉は変わっていくものと肯定的にとらえる柔軟さも大切だ。」

もう一編紹介しましたが、省略します。
(17号)

時間の流れを区切ること

 9月1日LHR時に話した担任講話を打ち直しました。
 世の中の現象は、連続的な現象と、非連続な現象の二つに分けられます。季節変化は先に進んだり戻ったりしながら、少しずつ変化するもので、時間軸に沿って連続的に変化する現象の一つです。
 人間は連続的な現象に抗して、区切りを持ち込みました。1時間とか1日とか1年という時間単位がそうです。自転周期で決めた1日と公転周期で決めた1年は基準尺度が違うに、閏年を設けて、無理矢理整合性をとっていますしネ。
 さて、9月です。夏休みも終わり学業の再会です。気温は相変わらず高いのですが、人間社会の区切りには従わなければなりません。設定を学校モードにあわせましょう。

 話は変わって成績である。入試の場合、受験生の得点を成績の上位から下位まで、連続的に並べるとします。そして60点と59点とはどう違うのだと聞かれても、そんなに違わないよと答えざるをえない。しかし定員から判断して、60点は合格で、59点に不合格になるということは、よくある話である。
 つまり連続的な現象に、不連続面を設ける作業は、きわめて人間的な作為と言えるのではないだろうか。この問題は、もう少し項を改めて、考えてみたい。

担任の夏休み

 生徒には、勉強頑張れと言いながら、担任はどうするつもりなのか、と疑問のむきもあろう。担任が、休業中にやろうと思っていることを少し書留とおきたい。ここに書いておけば、少しはやる気になるだろうと…
・ハリーポッターを読む:第2巻である。第1巻を読むのに1年かかったので、やっと2巻目である。ハグリッドの方言がかった言葉など結構慣れるのに時間がかかる。7月23日に出版される日本語版第7巻は当然、速攻で読み終わるつもりだが…。
・論文を2本投稿する:1本は、総合的な学習の授業実践をまとめているのだが、なかなか…。10月締め切りの原稿はテーマすら立っていない(泣)
・家族サービス:未定
・研修会に3つほど参加する。GIS関係、地理関係など。
では、よい夏休みを!
(16号)

オープンキャンパスに行ってね

 生徒には「オープンキャンパスに行け」と、いいながら、担任が何もしないのではいけない、というわけで、三重大学に行ってきました。加古川から車で2時間10分です。新名神ができたので、京都から1時間で行けます。大学生で2時間は通学圏ですね。友人で2時間かけて通学している人がいました。ただし高速料金は3600円(片道)です(笑)。
 三重大は津駅から一駅北の最寄り駅から徒歩可能です。伊勢湾がすぐそばの恵まれた環境です。医学部、教育学部、工学部、人文学部等が一カ所にかたまっています。一番広いのは医学部でしょう。付属病院は消化器系が有名です。
 私の出席した研究会は、人文学部であったのですが、7階建ての生物資源学部の立派な建物のすぐ隣のこじんまりした建物でした(人文系は虐げられています)。近くには生協の学食もあったのですが、休業中でした。国立大は、キャンパスはのんびりしていて(広々としていて)、どこでも似た雰囲気ですね。あちこちに自転車止めがあって、整備されています。付属病院のそばには女子寮があったような気がしますが、接近は憚られました。
(16号)

芸術鑑賞会感想

7月16日芸術鑑賞会で狂言を鑑賞しました。「呼声」、「伯母ヶ酒」、「濯ぎ川」の三番です。

生徒感想省略

担任の感想:狂言って面白いですね。「呼声」はどこかで見たことがあるような気がして、仕方がありませんでした。最後の場面は既視感があったのですが、どこで見たのかどうしても思い出せません。その夜、風呂に入っていて、NHKの「日本語であそぼ」でやっていたことを思い出しました(えらくかかったなぁ)。