2008年9月28日日曜日

時間の流れを区切ること

 9月1日LHR時に話した担任講話を打ち直しました。
 世の中の現象は、連続的な現象と、非連続な現象の二つに分けられます。季節変化は先に進んだり戻ったりしながら、少しずつ変化するもので、時間軸に沿って連続的に変化する現象の一つです。
 人間は連続的な現象に抗して、区切りを持ち込みました。1時間とか1日とか1年という時間単位がそうです。自転周期で決めた1日と公転周期で決めた1年は基準尺度が違うに、閏年を設けて、無理矢理整合性をとっていますしネ。
 さて、9月です。夏休みも終わり学業の再会です。気温は相変わらず高いのですが、人間社会の区切りには従わなければなりません。設定を学校モードにあわせましょう。

 話は変わって成績である。入試の場合、受験生の得点を成績の上位から下位まで、連続的に並べるとします。そして60点と59点とはどう違うのだと聞かれても、そんなに違わないよと答えざるをえない。しかし定員から判断して、60点は合格で、59点に不合格になるということは、よくある話である。
 つまり連続的な現象に、不連続面を設ける作業は、きわめて人間的な作為と言えるのではないだろうか。この問題は、もう少し項を改めて、考えてみたい。

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