夏休みの私の宿題として、ハリーポッターの第2巻を読む、ということをクラス通信に書いておいたのだが、現在20ページを通過中である。しかし日本語訳の方は第7巻を読み終えたので、以下に感想をしたためておく。
感想文のテーマは、「ホグワーツ魔法魔術学校では、なぜクリスマスを祝うのか?」である。
(1)はじめに
クリスマスがキリスト教の行事であることは、疑い得ない事実である。この拙文では、ハリーポッターも通っていたヨーロッパ3大魔法学校の一つであるホグワーツ魔法魔術学校において、なぜクリスマスが祝われるのかについて述べる。
(2)魔法界におけるクリスマス行事
まず、ホグワーツ校ではどのようにクリスマスを祝っているのか、その実態から説明する。 学校はクリスマスの1週間ほど前から休暇に入る。通例、クリスマス前にはハグリッドが12本のクリスマスツリーを大広間に運び込み、柊や宿り木の小枝で飾られる。 クリスマスデーのご馳走は、七面鳥のロースト、クリスマスケーキ、クリスマスプディングなどの伝統的なご馳走である。魔法クラッカーを鳴らす記述もみられる。また、第4巻では三大魔法学校対抗試合の伝統行事として、クリスマス・ダンスパーティが開かれている。 クリスマスツリー、柊、宿り木、七面鳥、ケーキ、プディング、ダンスパーティなどの記述から、ヨーロッパの一般的なクリスマスの情景が浮かび上がる。 では、学校以外の魔法界ではどのようにクリスマスと関わっているのだろうか。第5巻ではシリウスの屋敷で、シリウス自身が飾り付けに精を出し、クリスマスツリーを飾ったこと、屋敷しもべ妖精の首の剥製に、サンタクロースの帽子と白髭が付けられたことから、サンタクロースの存在も認められている。サンタクロースの成立は近代以後ではないかと考える筆者としては、その姿の詳細が知りたいところである。同様に、隠れ穴のウィズリー家においても、飾り付けがおこなわれた記述がある。 次に、クリスマスプレゼントについて検討する。例えばハリーはウィズリーおばさんからセーターを、父の友人(実はダンブルドア校長)から透明マントをもらっている。このように、魔法界においてもプレゼントの習慣があることが、明白となった。 以上のことから魔法界でも、マグルと同様にクリスマスを祝っていることがわかる。では、そもそもどこに問題点があるのだろうか。 (未完)
(18号)
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