2008年5月7日水曜日

無遅刻・無欠席

 今のところ、4組は無遅刻・無欠席である(15日現在)。これはとても大事なことだと思う。
 昔々、京都の某進学校R高校で講師をしていた。クラスの半分ぐらいが京都大学に行くような、ある2年理系クラスのクラス目標は、「遅刻・欠席をしない」であった。私は、「へー、そうなんだ」と思ったことを思い出した。勉強に向かう基本は、学校に目が向いていることであるし、また日頃の積み重ねが大事だとも思う。それは、私立の超進学校といえども、同じことである。
 さて姫路の市立某H高校のことである。1年生のあるクラスは、一学期間、無遅刻・無欠席を続けたらしい。それを校長先生が7月の終業式で全校性に紹介した。するとそのクラスでは欠席ができなくなって、みんな必死で無遅刻・無欠席を続けたようだ。冬になって、発熱があっても出てきて、昼休みで早退する生徒も出たほどで(早退であって、欠席ではない)ある。きっと「自分が記録を止める訳にはいかない」という意識が働くのであろう。 とうとう一年間、そのクラスは無遅刻・無欠席を通したそうだ。素晴らしいことである。2年生になって、各クラスに分散した生徒は、その後無遅刻・無欠席を続けたのか。それは君たちの予想通りである。すぐに欠席する生徒が出てしまった。これはつまり、クラスの力(集団の教育力)というものが存在することを示している。学校は塾や予備校ではない。学校の特徴は、集団の教育力だと考える。勉強だけなら、学校に来る必要はない。クラスには力がある。1年間宜しく。

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